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スポーツ ウィンドサーフィン

私とウインドサーフィン

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♬ 潮騒アーベント musmus

ウインドサーフィンとの出会い

やってみたいことを見つける

「海」と「体を動かす事」が大好きだった私は、高校を卒業後、海を求めて福岡県の大学に進学した。

大学生と言っても、4人兄弟の長男だったため、学費は奨学金の借り入れで(卒業後に自己返済)、仕送りも無かった。親に頼るまいと、夕方から翌朝までの夜間にパン工場で働き、生活費に充てた。

深夜の労働は時給が良く、当時で16~17万円の収入があった。昼間は学校、夜はパン工場で朝まで作業というハードな生活を続けたが、学校を欠席することはなく、講義では一番前に席を取り、睡魔と闘いながら根性で通い続けた。

そんなハードな学生生活だったが、日曜日だけは休日にあて、ゆったりとした気持ちで、海を見に行くことが出来た。

休日に海岸沿いを原付バイクで探索すると、いくつかのサーフショップを見つけることが出来た。

そんな中、ある日、崖の下に隠れた美しい砂浜が広がる最高のゲレンデを発見。一気にテンションが上がり、やるならこの場所しかないという「ときめき」と、これから始まる事に対する大きな「期待感」を感じた。

その崖の上に、一店舗だけポツンと感じの良い「ウインドサーフィン専門ショップ」があった。下宿から最も近い場所にあり、片道約10分弱、距離にして3.5kmという程良い距離だった。

高校時代から、なんとなく憧れていた「サーフショップ」で、夢のマリンスポーツ「ウィンドサーフィン」(以下「WSF」に略す)と出会うことが出来たのは、20歳の時だった。

サマー会員ではじめる事に

福岡県の東区三苫というの海岸の崖の上にそのWSFのショップがあり、最初はそのショップのカフェでランチしたり、コーヒーを飲んだりするだけであったが、

「実はWSFをやってみたい」という気持ちを店長さんに伝えると、ガタイのいい店長さんが、「サマー会員という初心者用プラン」をすすめてくれた。

1984年頃だったが、たしか15,000円ポッキリで「WSF」リグ一式とウエットスーツなどが、夏の3ヶ月間レンタル出来てシャワーも使い放題というプランで、かなりお得なプランだと感じた私は、即入会した。

ウエットスーツを購入

私にとって、WSFの世界は想像をはるかに超えるもので、WSFを取り巻く環境、海で出会う人や会話、潮の香はもちろん、ウエットスーツのゴムの匂いまでもが新鮮で、自分を刺激した。

数回通うようになると、これからの時期は、自分専用のウエットスーツが必要だと言われた。

35年前で、たしか65,000円位(今は約1万~5万円)だったと記憶しているが、体形にフィットしたフルオーダーのセミドライ・ウエットスーツを作る事が出来た。

セミドライスーツは、強い偏西風が吹く季節には必需品で、多少海水が侵入してくるが、ぶ厚い保温性のゴム生地と体と間で海水が温められ、海水の冷たさを感じなかった。また、投資した分さらに熱中していく事ができた。

WSFの道具は?

肝心のWSFの道具についてだが、当時レンタル品として使用できるたのは、サーファー艇と呼ばれるベーシックタイプのみで、センターにダガーボードの付いた、バカでかく重たいボードだった。(ボードだけで全長365㎝×幅66㎝ 重さ18㎏。セイルとマストなどのリグは別重量)

その大きく重いボードを頭の上に乗せて、ショップから道路を越え崖を歩いて下り、砂浜を歩いてようやく波打ち際の少し手前まで運ぶのだが、

WSFのボードとセイルなどのリグ一式を一度に運ぶ事は出来ず、ボードを運んだ後、又ショップに戻り、

すでに芝生の上でセッティングを済ませたセイルなどの「リグ」といわれる部分をボードの位置まで運ぶ。

リグ」とは、セイルにマストを差し込み、ブームと言われるハンドルを固定し、専用の細いロープでセイルに張りを持たせたセイル全体のパーツの事で、

そのリグを風にあおられないようにバランスを取りながら波打ち際まで運ばなければならなかった。

このマストとセイル、ブーム、をセッティングした「リグ部分」は、ボード部分より更に大きく、高さ:415cm×幅:198cm なのだが、風さえあれば、両手で水平に持ち、風の力で浮かして持てば重さは感じないほど軽い。

ショップと、崖下の波打ち際までを、重たいリグを担いでの2~3回往復。これだけでもかなりのハードトレーニングだったが、

頭の中は、大海原をセイルを操り自由自在にセイリング出来るようになりたい一心で、「疲れ」などは、20歳の自分にとって考える事は一切無かったように思う。

まずはセイル・アップ

いよいよボード本体にセイルなどのリグをジョイントして乗る段階になる。波に揺れているボードの上に立ち、海面に張り付いたセイルを付属のロープを使って持ち上げるのだが、

中高時代スケートボードが得意だった私でも至難の技で、かなりバランスが取りづらく、陸上スポーツとのスケールの違いを、あらためて思い知らされた。

セイルを起こし過ぎて体ごと背中から海面に落ちたり、逆に起こしきれずにセイルだけ海面に落としたりの繰り返しだったが、

ボードも自らシェイプし作り上げるというWSFマニアな店長に手ほどきを受け、一週間に一回通いながら、少しずつ慣らしていき、2~3週目でようやくボードの上にセイルを立てたままの状態を維持することが出来るようになった。

パンピングすると走り出す

セイルを海面から持ち上げた状態でボードの上に立てるようになったら、次は片手でマストをつかみ、もう一方の手でブームと呼ばれるハンドルみたいな水平に位置した横棒をつかみ引き込んで風を入れる「パンピング」という動作だ。

この時、風を背にして、両足の操作でボードの向きをコントロールし、風向きに対して直角にボードを向け続けられる様にする。後はセイル側の手を引き込めば、ボードは海面を進み始める。

常に風の向きとボードの向きを頭に入れ、足の操作や体重移動で向きをうまく合わせないとバランスを崩し体もセイルも海面に落ちて、最初からやり直しとなる。

風下に何度も流される

さて、学校とアルバイトの休みを待ちかねて海に通い、回を重ねた末にようやく、ゆっくりではあるが、海面を前進する事が出来るようになっていた。

ボードが前に進むようになると必要になってくるのが「風上への方向転換」だ。これは初心者にとって最も重要な動作で、事前に陸上でシュミレーションし、体に覚えこませておく必要がある。

「風上への方向転換」は専門用語で「タックする」とか「タッキング」といい、簡単に言えば、風上に向かって方向転換(ターン)をする事だが、

動作を覚えるのには時間がかかる。やり方は、セイルの重心をテイル側に移し、セイルを後ろに傾け、ボードノーズが風上に向いたら、ライダーがマスト側からセイルの反対側にボードの上を素早く移動。

すかさず後ろ足でボードを引き寄せながら、前足でボードノーズを、更に風下に押し出しターンさせた後、セイル手を引き込み、風を入れてボードを走らせ、方向転換を完了する。

風と海流に対して、ボードもセイルもライダーも全て抵抗となる。すると抵抗を受けたセイラ―やボードは、風や海流に押され流されていく事になる。

スタート地点から約500m風下の通称赤岩まで風で流されては、スタート地点に戻るを何度も繰り返し、風上に上る事を体で覚えていった。

夏はサーマルウィンドが吹く

WSFは、風の力を推進力にするが、当然風が弱いと、スピードも出ず、満足感を得ることが出来ない。

夏場は熱いだけで風は吹かなそうに思えるが、実は海岸周辺は、サーマルウィンドという気温の高い夏の午後に、陸と海面の温度差による海から陸に向かって風が発生する。

風速は、状況によってまちまちだが、たいていビーチ周辺で風速5ⅿ/s前後の強さがあり、安全な風の向きなので初心者にも練習しやすい風となる。

沖の白波が立つ所まで行けば、更に風速は増し、上級者を満足させる風が吹く事もある。

秋・冬は、西寄りの偏西風に乗る

道具の進化

プレーニングで一気に加速

ジャイブで減速せずにターン

ジャンピングで波の上を飛ぶ

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